Jeff Dunham: Minding the Monsters

コメディアン兼腹話術師ジェフ・ダナムによる2012年のスペシャル『Minding the Monsters』は、モンスターをテーマにしたハロウィン風のステージで観客を笑わせる一夜。ジェフはお馴染みの操り人形たちを次々と登場させ、古びた“お化け屋敷”のような舞台でブラックユーモアと鋭いツッコミを繰り出す。ウォルターはいつも以上に不機嫌さを増し、観客とのやり取りで毒舌を炸裂させる。

ババ・Jはまるで死人からよみがえったようなネタで大笑いを誘い、ピーナッツは“紫の夜の復讐者（Purple Venger of the Night）”というもう一つの顔を見せて、スパイシーな相棒との掛け合いで場を盛り上げる。そしてアクメッドは「殺し装束」とも言える出で立ちで登場し、そのブラックジョークは観る者の度肝を抜く。ホラー風味とコメディを融合させた異色のショーは、ジェフ・ダナムならではの毒のある笑いを存分に楽しめる作品だ。